30代で業界未経験でもエンジニア転職できる?
未経験からエンジニアへ転職することは可能なのでしょうか?
結論から言うと、困難ではあるが可能だと思っています。
企業側の視点でみたときに、なぜ困難なのか、どうすれば転職できるのかを紹介していこうと思います。
困難な理由
書類選考で落とされる可能性が高いです。
企業側からみたときに、30代未経験エンジニアの採用をそもそも期待しておらず、基本的に中途採用枠になります。中途採用枠の必須要件でほぼ必ずもとめられるのは「業務経験3年以上」です。
即戦力の人材を求めている企業が大半であることを考えると、この要件に満たない時点で書類通過する確率は低いです。
- 書類選考で落とされる可能性が高い
- 基本的に30代は中途採用枠
- 中途採用は即戦力が求められる
可能性がある3つのケース
それでも可能性があるケースはどんなケースがあるか考えてみました。
以下3つが挙げられるかと思います。
- 現職と同じ業種であること
- 一般・特定派遣事業会社(SES)
- 副業でエンジニアとしての実績がある
ひとつずつ解説していきます。
現職と同じ業種であること
現職と同じ業種の企業だと、エンジニア未経験でも採用されるケースはあると思います。
ビジネス課題をエンジニアリングで解決するには業務知識を知っている必要があります。いわゆるビジネス職と呼ばれる人と仕様を詰めることが多いのですが、その時に必ずと言っていいほど業務知識が必要になってきます。しかし、私の経験的に現役エンジニアでも業務知識を熟知している人は意外と少ないと思います。
ビジネス職の観点をもったエンジニアは企業側にとっても重宝され採用の可能性が高いと思われます。
同じ業種であることは業務知識を既に習得しているというアドバンテージがあり、たとえエンジニアリング経験がなくとも、入社した後にエンジニアにシフトするキャリアパスを歩める可能性は高いと考えています。
- エンジニアはプログラミングスキル以外にも業務知識が求められる
- しかし、業務知識を深く理解しているエンジニアは少ない
- はじめから業務知識を理解していることはアドバンテージになる
一般・特定派遣事業会社(SES)
いわゆるSES、業務委託契約で客先常駐するエンジニアです。
この業界は単価商売で、エンジニアを派遣すればするほど儲かる仕組みになっています。未経験でも受け入る企業は多くある印象です。理由は以下です。
- 単価商売なので、エンジニアを派遣するほど儲かる
- 経験者との抱き合わせで未経験者と一緒に業務委託契約はママある
- 1,2ヶ月の研修でひとつのプログラミング言語はある程度身につく
僕も以前SESで客先常駐してた時期がありましたが、自分が望む企業へ出向できるわけではありません。そのため、案件ガチャとも言われています。
エンジニアとしての経験を積む目的であればSESからキャリアを始めることも選択肢の一つかと思います。
これについては、IT、WEB系の求人が多く集まるサービスで探すといいと思います。
リクナビNEXT、マイナビがおすすめです。ぼくも転職するときは使っています。
理由は以下3つになります。
- 大手上場企業から人気ベンチャー企業まで広くカバー
- 大手であるがゆえにとても信頼できるエージェントが転職活動を丁寧にサポート
- 30代の転職実績が豊富
副業でエンジニアとしての実績がある
副業でエンジニアリングの実績があれば「業務経験3年以上」と同等の評価を得られることもあると思います。
客観的な評価と実績がポイントで、低単価で小さな仕事でもいいので、ランサーズ、クラウドワークス、ココナラで実績を作るほうが圧倒的に最短ルートだと思われます。個人的にはこの方法をおすすめしたいです。
よく、「独学でウェブサイトつくりました」という方が面接でこられるケースがありましたが、書籍や教材を写経しただけで誰も使われていないようなサービスをウェブに公開しただけのサイトでした。これはあまり意味がないのでやめた方がいいと思います。
まとめると、以下3つのようになります。
- ランサーズ・クラウドワークス、ココナラなどで客観的な実績があると評価されやすい
- 客観的な評価は、業務経験と同等の評価とみなせることがある
- 一方で、独学でウェブサイトつくっただけは評価されにくい
結論
まずは現職のまま、エンジニアとしての学習をし、ランサーズ、クラウドワークス、ココナラで小さい仕事から始めることが一番リスクが低く近道だと思います。
最後にもう一つ大事なことを挙げるとするならば、「とにかくたくさんの企業に応募する」です。
未経験者は経験者よりも転職に不利なので不採用になることは多いと思います。しかし、どこかに受け入れてくれる企業があると思うので、それを引き当てるには数をこなすことだと思います。
あきらめずに行動すれば、必ずどこかに転職できエンジニアとしてのキャリアを歩むことができると思います。
是非、頑張ってみてください!